読売新聞
給食の調理をスマホで撮影、FB投稿した調理員
長野県上田市教育委員会は23日、同市第二学校給食センターの男性調理員(44)が勤務中、スマートフォンで給食の調理状況を撮影し、インターネットの交流サイト「フェイスブック」に投稿していたと発表した。
発表によると、調理員は7月25、26の両日、調理室内で、調理した酢豚や受水槽の清掃の様子などの写真を撮影し、投稿した。
匿名の通報が寄せられたため市教委が調査を開始。調理員は「4月頃から、鶏ガラスープを取る様子など、ほかにも4、5回投稿した。上田市の学校給食調理のすばらしさを多くの人に知ってほしかった。問題になるとは思わなかった」などと話しているという。
酢豚の画像を載せた25日は、市内の小学校7校約2900食分を調理。酢豚の調理は珍しいといい、公的な記録用に写真を撮っていた調理員もいたため、他の職員も私的な撮影とは気付かなかったとしている。
市教委の小山寿一教育長は「学校給食の安全性に対する市民の信頼を揺るがしかねない重大な問題で申し訳ない」と謝罪している。
(2013年8月24日08時06分 読売新聞)
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