栃木県(コチラ)、群馬県(コチラ)の渓流のヤマメの放射能汚染については、既にメモした。
(栃木の解禁延期に対して、群馬は解禁するが食用にしないよう指導と、対応は異なる)
さて、今度はワカサギ。
福島から190km離れた群馬県の赤城大沼のセシウムの値が大きく、解禁を6ヶ月延期して3月2日に解禁。
しかし、釣ったワカサギは漁協が回収するという。
記事は、「毎日JP」の
「東日本大震災:どうする放射能汚染/3 ワカサギ釣りの「聖地」苦境」(コチラ)
記事によると、
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県が昨年9月に実施した県内の湖沼にすむワカサギのセシウム含有量調査で、赤城大沼のワカサギの放射線量だけが突出して高かった。
赤城大沼のワカサギは毎年3~4月、北海道の網走湖や長野県の諏訪湖から購入した卵を放流しており、検査対象となったワカサギは昨春放流して成長したもの。
今年1月、環境省が発表した調査結果でも、赤城大沼の底の泥から検出されたセシウムは1,260ベクレルと高かった。
ただ、みなかみ町の赤谷湖の湖底からは赤城大沼を上回る1,690ベクレルが検出されたが、ワカサギからセシウムは検出されていない、という。
地元関係者の二つの見方。
「一つは淡水魚特有の事情。
海水を大量に飲み込んで吐き出す海水魚と異なり、淡水魚は、えさから取り入れたナトリウムやカリウムを体内で維持しようとし、次第に放射性物質の濃縮が進む」
「もう一つは、赤城大沼特有の緩やかな水循環のスピード。
火山でできたカルデラ湖である赤城大沼は、ダム湖などと比べて水が集まる面積は狭いが、水の入れ替わりは遅く、湖底の泥も外に流れにくい」。
赤城大沼の水がすべて入れ替わるには2年半かかるというデータもある。
今年に入って、2月26日に採取した分の県の調査では、赤城大沼のワカサギのセシウムが暫定規制値の500ベクレルを3回連続で下回った。
結局、釣りを解禁するが、釣ったワカサギはすべて回収して、一部を調査に使い、大半を前橋市が焼却処分することを決めたそうだ。
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ワカサギの放射能検査データはコチラ
確かに赤城大沼だけが高いように見える
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