産経WEST 2015.2.27 22:11
パワハラ問題の中原教育長、自分の部下同じ行為なら「処分」府議会で答弁
大阪府議会は27日、代表質問で自民党府議団の花谷充愉(みつよし)幹事長が大阪都構想について、「二重行政の根本的な解決策にならないことは明らかだ」と批判した。
花谷氏は冒頭、都構想は「大阪市廃止・分割構想」だと強調。新たに設置される5つの特別区でも大型の「ハコモノ行政」が起こりうるとして、「(松井一郎)知事や(橋下徹大阪)市長が、大阪市廃止・分割構想によって施設投資の無駄が解消するとしているのは市民をミスリードしている」と指摘した。
これに対し、松井氏は「市が特別区に再編されることで、よりきめ細かな施策が可能になり、これまでのような無駄な投資はなくなる。ミスリードとの指摘は当たらない」と反論した。
また、花谷氏は、府教委職員らへの「パワーハラスメント」が認定された中原徹府教育長が続投の意向を示し、知事が容認していることについて、「一般社会の常識では考えられない」と批判。
中原氏に「自身の部下が同じ行為をした場合はどうするのか」と問うと、中原氏は「事実の内容や経緯など諸般の事情を考慮し処分する」と述べた。
本会議終了後、花谷氏は記者団に「自身の部下なら処分するというのであれば、自ら辞職すべきだ」と話した。
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