原発に関する項目の中で、特に「経産省との確執」という項目を下記に引用します。
*************(段落を施す)
---原子力安全・保安院が正確な情報を上げていなかったのですか。
「保安院は機能を発揮できなかった。
法律からシミュレーションまで、事故は起きないことになっている。
地震と津波も一緒に起きないことになっている。
保安院が事故直後に言ったことは、ほとんど後になって変わっている」
----経産省とぶつかる場面もありました。
「経産省は原発推進だ。
だから私は、環境省に原子力安全庁を作ると閣議決定した。
その流れはそう簡単に逆行しない。
脱原発依存へ、私の考えと内閣でやれるところはやったが、最終的には国民的判断だ」
---九州電力玄海原発の再稼働をめぐり、当時の海江田万里経産相とこじれたのはなぜですか。
「経産省が(再稼働の)既成事実を作ろうとした。
保安院がシナリオを全部書いた。
経産省が走って、玄海原発を最初の突破口にしようとした。
私は、保安院だけで判断するのは国民的納得を得られないから、再稼働のルールを設けた。
昨日言ったことがしょっちゅう変わるやつに裁判官はできないが、これまでは事実上そうなっていた」
---経産等の巻き返しのきっかけは、浜岡原発停止ですか。
「浜岡停止を経産省は海江田大臣と相談していた。
私が指示したのではない。
彼らには浜岡は停止しても仕方ないが、他は(停止させない)、というシナリオがあったんじゃないか。
海江田大臣が意図的にやったとは思わないが、役人は明らかに意図的だった」
---浜岡停止は、事故が起きるという危機感を相当持って発表したのですか。
「そうだ。
国の機関が(地震の危険性を)判断しているから。
それに大動脈だから。(事故が起こったら)東京・大坂間が遮断され、新幹線も東名高速道路も止まる」
---なぜ日本社会は安全神話を信じ、原発事故を防げなかったと思いますか。
「一言で言えば、同調圧力だ。
だんだん違うことが言えないムードになっていく。
例えば、原子力村ではあいつは変わり者だからといって外していく。
役所もそうだ。
それを恐れてみんな同調していく」
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「利権」についてはっきりと言わなければウソだ。
例えば、役所の場合だと「天下り先」の確保。
関連企業、関連政府外郭団体(独法も含む)にどれだけのポストを持っているのか?
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