しかも、二本立て。
「日経ビジネス」9月19日号の「「野田増税」、財務省頼みの死角」という記事によると、
民主党内での反対論や、「歳出削減・税外収入」の上積みの議論があっても、今度の「増税」には財務省は極めて強気だそうだ。
どうしてかというと、
①既に8月に財務省が奔走して仕掛けをしてあること、と
②野田内閣の強力な「増税シフト」
にその理由があるという。
以下、引用
*****************(段落を施す)
まずは復興財源に関する周到な用意だ。
民自公3党の修正で成立した復興基本法や8月の3党合意は財務省の根回しが功を奏し、復興債の償還の道筋をあらかじめ各党で検討する内容が盛られた。
衆参ねじれ状態でも「3党は復興財源としての増税論議から逃げられなくなった」(財務省幹部)というわけだ。
そこで増税論議のカギを握るのが民主党内、野党との調整力だ。
野田首相は政調会長の権限を大幅に強化したうえで前原誠司氏を起用。
党で増税の旗振り役を演じてきた仙谷由人民を政調会長代行に、党の税調会長に藤井氏をそれぞれ指名した。
重量級の布陣で党内の増税反対論を抑え、野党との増税論議を円滑に進める思惑が鮮明だ。
党の布陣を手厚くする一方、財務相には財政分野に不慣れな安住氏を起用。
野田首相に近い議員は「首相官邸が直轄地としてコントロールする」と解説する。
さらに、首相秘書官の筆頭格として、財務省はエース級の太田充・主計局次長を送り込んだ。
財務省との一蓮托生が「ドジョウ内閣」の本質とも言える構図だ。
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つい先ごろご紹介した福島瑞穂の「野田氏・海江田氏・前原氏は言いなり三人男」(コチラ)では、
福島さんは、野田佳彦財務相(当時)を「財務省の言いなり」と批判していたが、
あのストーリー、まだ続編が続いていたんだ。
昨日の国会では、元松下政経塾参与で、野田氏の元恩師とかいう参議院議員が「幸之助さんは泣いている」と言って野田氏の増税スタンスを批判したそうだ。
その記事を見て、
政経塾から初めて念願の宰相が出て、幸之助さん、泣いてる訳ナイダロー、
と一人で突っ込んだりしたけれど、
議員は、記者の取材に対し、
「かつて『官僚主導を排す』と語った首相が、いまは官僚の言いなり。
松下さんは天上で泣いていると思う」
と述べた、そうだ。
(納得)
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以下、追記(9月19日)
野田首相を支える秘書官たち
①河井淳一
松下政経塾(2期)出身、前の野田財務相の政務秘書官
②大田充 1983年(入省)
財務省主計局次長
③寺沢達也 1984年
通産省通商機構部長
④山下史雄 1983年
警視庁総務課長
⑤金杉憲治 1983年
外務省アジア大洋州局参事官
⑥吉田学 1984年
厚生労働省保険局総務課長
⑦前田哲 1983年
再任(前防衛省報道官)
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以下、追記(9月19日)
野田首相を支える秘書官たち
①河井淳一
松下政経塾(2期)出身、前の野田財務相の政務秘書官
②大田充 1983年(入省)
財務省主計局次長
③寺沢達也 1984年
通産省通商機構部長
④山下史雄 1983年
警視庁総務課長
⑤金杉憲治 1983年
外務省アジア大洋州局参事官
⑥吉田学 1984年
厚生労働省保険局総務課長
⑦前田哲 1983年
再任(前防衛省報道官)
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