2012年3月1日木曜日

刈羽村村長だけ「脱原発依存」方針に反対。 東電からの寄付金40億で大型複合施設が10月に完成する


東電柏崎刈羽原子力発電所から30km圏の市町村長9人と知事の計10人のうち、
政府が掲げるエネルギー供給の「脱原発依存」方針に賛成する人は7人。

同原発の再稼働について、政府が安全基準を示すことなどを前提とする「条件付きで賛成」は半数。

という調査結果が出たそうだ。
「毎日JP」コチラ

また、政府の「脱原発依存」方針に反対したのは、当の刈羽村の品田宏夫村長だけだった。

エネルギーの安定供給のため現時点では原発は欠かせないとした上で、
「代替エネルギーを考慮しながら現実的な対処が必要」

という。

◇県と9市町村への調査結果
(◎=賛成、○=条件付きで賛成、×=反対、☆=その他)

 脱原発 再稼働

新潟県    ☆   ☆

柏崎市    ◎   ○

刈羽村    ×   ○

長岡市    ◎   ☆

小千谷市  ☆   ○

十日町市  ◎   ×

見附市    ◎   ×

燕市      ◎   ○

上越市    ◎   ☆

出雲崎町  ◎   ○

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刈羽村といえば、同じく「毎日JP」のニュース(コチラ)によると、


(見出し)
大型複合施設:10年に40億円、東電寄付で建設 10月1日オープン--刈羽村 /新潟

というのがあった。

(記事)
東京電力からの寄付40億円を受け、刈羽村が建設工事を進めている大型複合施設「ぴあパーク とうりんぼ」が10月1日にオープンする。

柏崎刈羽原発に隣接し、サッカー場▽宿泊施設▽大学研修施設▽農業施設などを備えた約8・8ヘクタールの施設だ。
寄付は福島第1原発事故前の100年に受けた。
維持管理費などは受けないため、同村は「事故の直接の影響はない」と説明。
工事は着々と進んでいる。

原発に関わる交付金ではなく、東電の寄付で同村に初めて造られる施設。
建設計画は02年に持ち上がり、村民や行政関係者らで計画を詰め、事業者を募集。
10年10月に着工した。
総事業費40億円の内訳は、土地など約5億円相当の現物、建設工事費、備品購入費約30億円などだ。

(以下略)

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エネルギーの安定供給のために原発が欠かせない、のではなく、

原発マネーの甘さが手放せなくなったから原発が欠かせなくなった、のではないか。

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福島の嘆きをよく聞かなくてはいけない。

一度目は悲劇であっても、二度目は喜劇にしかならない。

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