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柏崎刈羽原発:「再稼働慎重対応を」 新潟市議会が意見書可決 /新潟
毎日新聞 2012年07月03日 地方版
新潟市議会は2日、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に関して、国や泉田裕彦知事に対して徹底的な検証と慎重な対処を求める意見書案を、議長と退席した1人を除く53人の賛成により可決した。市議13人が提案した。
国は13年度中の同原発再稼働に言及した東電の総合特別事業計画を認めている。これを受け、意見書では原子力防災や放射能汚染対策の不備を指摘。同計画は拙速とし「市民、県民の安全安心が確保されるまで、同原発再稼働に賛同できない」とした。原発再稼働を巡っては、湯沢町でも先月、同原発再稼働を認めない意見書案が可決されている。
また同市議会で同日、市民団体「放射能と環境を考える会」(大関ゆかり代表)が提出した東日本大震災で発生したがれきの受け入れ処理に関する安全確保と情報公開を求める請願の一部が採択された。放射性物質と有害化学物質の正確な測定と結果の公開など4項目が賛成多数で採択された。【宮地佳那子】
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