日本維新の会・石原共同代表「無気力状態」遊説“放棄”
第2次安倍政権が初めて審判を受ける第23回参院選(21日投開票)。与野党の各党首は選挙戦最終日の20日、それぞれの重点区で最後の支持を訴えた。しかし、日本維新の会の石原慎太郎共同代表(80)は体調不良を理由に都内で予定していた街頭演説を中止。ラスト3日間、応援演説に一度も立たなかった。日本維新が勢いを失った中「無気力状態にある。参院選後に代表を辞めるのでは」との声が党内から出ている。
街頭演説を中止した理由について、党関係者は「血圧が不安定で、医師の勧告に従って取りやめた」とした。投開票を受けた21日夜の記者会見に出席するかどうかは未定という。
ただ、演説をしなかったのはこの日だけではない。17日夕に東京都大田区の蒲田駅西口で演説して以降のラスト3日間、一度も応援に現れていないのだ。国政選挙の選挙戦終盤で党首が姿を全く見せないのは異例だ。
周辺を取材すると「軽い脳梗塞を患った後遺症で左手の指先が少し不自由ではあるものの、体調自体はいい」という。ラスト3日間の演説を見送ったことについて、党内からは「体力より気力の問題だ」との声が出ている。
「暴走老人」を自称する石原氏が気力を喪失したとは一体どういうことなのか。橋下徹共同代表の「従軍慰安婦発言」による人気急落もあって「あまりの体たらくに憤りを超え、完全にシラけてしまっている」(関係者)というのだ。
23歳で作家デビューしてから、衆参議員時代、東京都知事時代といつも注目を集めてきた。「常にスポットライトを浴びてきた人生の中で、初めて“その他大勢”のような存在になっている。党からも、世の中からも、それほど期待されていないと自分自身が感じてしまっているようだ」と関係者。その結果、参院選で敗北すれば「おそらく代表を辞めるのではないか」と言う。
辞任の臆測は党内だけでなく、永田町周辺でも流れ始めている。旧「たちあがれ日本」メンバーの平沼赳夫国会議員団代表らとの絆は強く「議員職を放り出すようなことはしない」(関係者)とみられるものの、党の顔を失う影響は大きい。橋下氏がかつての勢いを失っているだけに、石原氏の体調と気力に不安がつきまとう現状は、党の行く末を左右することになりかねない。
[ 2013年7月21日 06:00 ]
石原氏が演説中止 「血圧不安定」と維新 -http://t.co/4aXWfe4paH 明日の惨敗後の選挙番組に出たくないからだな。もうこのまま政界から引退して下さい。 維新は害悪でしかない。橋下に市長を辞めさせて国政に引っ張れなかった以上、石原に存在価値はない。
— fckisn (@fckisn) July 20, 2013
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