2013年8月8日木曜日

海上自衛隊の空母型護衛艦「いずも」の進水式 麻生・石破が出席 中国国防省は「高度な警戒」


朝日新聞    2013年8月8日8時2分
海自ヘリ空母、中国国防省「高度な警戒」 名前にも不満

【北京=奥寺淳】6日に進水式をした海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」を巡り、中国が敏感に反応している。中国国防省は「高度な警戒」を表明。中国各紙は「中国を侵略した際に使用した旧日本海軍の艦艇と同じ名前だ」などと批判している。

同艦は全長248メートル、基準排水量約1万9500トンで、広い甲板に5機のヘリが同時に離着陸できる。国際的にはヘリ空母とされるが、憲法上の制約から攻撃型空母は保有できないため、海自は「護衛艦」と位置づけている。

これに対し、中国各紙は7日、1面で「准空母が進水した」などと写真付きで大きく報道。同艦の満水排水量は2万7千トンあるとし「(垂直離着陸の出来る)F35B戦闘機を搭載すれば、さらに強力な攻撃能力を備えられる」(共産党機関紙・人民日報系の環球時報)。国営の中国中央テレビも「1~2カ月の改造で通常の航空母艦として運用できる」との専門家の見方を伝えた。

Zakzak
海自最大の護衛艦「いずも」の進水式 麻生、石破氏も出席
2013.08.07

 2015年3月の就役へ建造が進む海上自衛隊の新型ヘリコプター搭載護衛艦の命名・進水式が6日、横浜市内で開かれ、「いずも」と命名された。全長248メートル、基準排水量約1万9500トン。護衛艦としては「ひゅうが」型(約1万3500トン)を上回り過去最大となる。

 式には、麻生太郎副総理兼財務相や自民党の石破茂幹事長も出席。麻生氏と江渡聡徳防衛副大臣らが船と岸壁をつなぐ綱を切断すると、色とりどりのテープが艦艇から垂らされ、花火が打ち上げられた。

 同艦は、艦首から艦尾まで甲板がつながった空母型の構造で、ヘリ9機を同時運用でき、5機が同時に発着艦可能。米軍の輸送機オスプレイも搭載可能とされる。他艦艇への燃料補給機能も備え、哨戒や災害派遣などの任務の中核となる。同型艦1隻も建造が進んでいる。

 沖縄県・尖閣諸島の強奪を狙う中国の海洋覇権主義にも対応するものだが、艦名の「いずも(出雲)」は現在の島根県東部で、日本海を挟んで島根県・竹島を不法占拠する韓国と向かい合う地域でもある。




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