▲桂ゆき(1913-91) 『飛ぶ』(1950昭和25)
▲桂ゆき(1913-91) 『はだかの王様』(1969昭和44)
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
桂ゆき
洋画家。東京生まれ。本名雪子。1931年(昭和6)東京府立第五高等女学校を卒業。アヴァンギャルド洋画研究所に学び、35年二科展に入選、38年二科会の前衛グループ九室会の創立に参加する。第二次世界大戦後の46年(昭和21)女流画家協会を同志と結成。50年には二科会会員となる。56~61年ヨーロッパ、アフリカ、アメリカへ旅行し、著書『女ひとり原始部落に入る』で毎日出版文化賞を受ける。66年現代日本美術展で『ゴンベとカラス』により最優秀賞を受けた。[小倉忠夫]
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