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「大飯」以外の再稼働反対意見書可決
◇県議会閉会「安全に理解得ていない」
県議会は11日、夏の節電対策費などを盛り込んだ14億8300万円の一般会計補正予算案や、関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)以外の原発について、「抜本的な安全対策が講じられるまで新たな原発の再稼働を行わないことを求める」とする意見書など23議案を可決、2請願を採択して閉会した。
夏の節電対策として補正予算案に盛り込まれたLED(発光ダイオード)卓上スタンド2000台の購入費1500万円については「県庁舎(の天井)照明の省電力化を早期に進める」との付帯決議が可決された。
原発に関する意見書は、野田首相と枝野経済産業相宛てで、民主党会派も賛成した。大飯原発3、4号機の再稼働を決めた政府の判断を「東京電力福島第一原発事故の実態が解明されないままで、教訓が生かされていない。安全性に国民的理解が得られたとは言えない」と批判している。
(2012年7月12日 読売新聞)
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