「教養」とは「勉強」ではなく「自分を解放すること」である!?(中原淳) - Y!ニュース https://t.co/aUBL64aKqF僕自身は、「人間力」という言葉を聞くたびに背筋が寒くなってしまう人間のひとりです・・・— 黙翁 (@TsukadaSatoshi) 2016年5月4日
(略)
教養とは、知識を頭に詰め込んで「能力を向上させる」的なメタファで語られるものじゃないんじゃないの
と思うのです。
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よく知られているように、教養(リベラルアーツ)の原義は、聖書(ヨハネ書)にあるワンセンテンス
「真理はあなたがたを自由にする」
という言葉にあると記憶しています。
もともとリベラルとは「自分に力をつける」ものではなく、「自分を解放する」という意味です。
つまり、日常生活で様々に獲得してしまった素朴概念、ステレオタイプ、思い込み、そして流行の言葉やコンセプトを解体し、疑い、、自分を自由にすることこそ、教養です。
もちろん、相対化しうる概念のひとつには、たとえば、「人間力」といった「意味不明な怪しげな概念」も含まれましょう(笑)。
教養(リベラルアーツ)とは、もともと、日常生活で獲得してしまった様々なドクサ(教条・因習・固定化した概念)を相対化し、ぶちこわしながら、「自己を解放すること」ができるということです。
一言でいえば、
教養とは、ステレオタイプをUnlearn(学びほぐし)、自己を開放すること
ではないかと思うのです。
あるいは、
教養とは"自省の学"である
といってもよいかもしれません。
(略)
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