2012年9月13日木曜日

山口市議会、一部議員が山口情報芸術センター総合芸術監督坂本龍一氏の「脱原発」などの「政治」活動を問題視

読売新聞
坂本龍一さんの政治活動、山口市「配慮」要望へ

 山口市は、市が設置した山口情報芸術センターの10周年記念祭総合芸術監督を務める音楽家の坂本龍一さん(60)が「脱原発」などの活動をしていることに対し、今後、「配慮」を求めることを明らかにした。

 12日の市議会一般質問で市幹部が答弁した。

 市議会では、議員が「(芸術監督として)税金を使って活動するのだから、政治活動を慎むよう申し立ててほしい」と市に要請した。

 答弁に立った市幹部は「個人としての思想言論の自由は、基本的には尊重されるべきだ」としながら、「記念祭が国内外から高い評価を得られるよう、本人に配慮いただくようお伝えしたい」と述べた。市は今後、要請の内容や時期を検討する。

 坂本さんは、国会議事堂前で「脱原発」を訴える抗議活動などに参加したり、7月の山口県知事選で特定候補を応援したりしたとして、一部の市議が問題視していた

 坂本さんの所属事務所は、読売新聞の取材に対し、「本人、事務所とも特にコメントはありません」と答えた。

(2012年9月12日22時59分  読売新聞)

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