2013年6月13日木曜日

アメリカ国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長を務めたジェフリー・ベーダー氏、安倍晋三政権の歴史認識に警告、日米同盟にも影響が出る可能性を示唆

時事ドットコム
日本の安保に「最悪」=歴史問題対応を批判-前米NSC上級部長

【ワシントン時事】ベーダー前米国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長は12日、ワシントン市内でのシンポジウムで、安倍政権の歴史認識をめぐる言動について「日本の将来の安全保障を議論する上で最悪の環境だ」と指摘し、安倍政権の対応は「控えめに言っても賢くない」と痛烈に批判した。
ベーダー氏は、安倍政権の防衛費増額や憲法改正論議に関して「日本が自らの防衛責任や同盟上の軍事的役割を拡大するのは良いことだ」と強調。一方で、「歴史を否定する発言の文脈でそれらが進められるとすれば、われわれは意見を述べる」と言明した。

また、橋下徹日本維新の会共同代表による最近の慰安婦発言を「ばかげている」と一蹴。安倍政権が歴史問題でいいかげんな対応を取れば、声を上げていくと警告した。 (2013/06/13-10:03)


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米、安倍政権の歴史認識に警告 日米同盟影響も示唆

【ワシントン共同】オバマ米政権1期目に国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長を務めたジェフリー・ベーダー氏は12日、日本の過去の侵略と植民地支配を謝罪した「村山談話」の見直しなどを安倍晋三政権が行えば米国として黙認することはないと警告、日米同盟にも影響が出る可能性を示唆した。

ワシントンで開かれたシンクタンク主催のシンポジウムで述べた。近隣諸国との摩擦を生んでいる日本の指導者の歴史認識に対する米側のいらだちをあらためて浮き彫りにした。

2013/06/13 11:27   【共同通信】

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