朝日新聞2012年11月8日15時15分
マダラの出荷を全域で自粛要請 茨城
県漁政課は7日、県全域でマダラの出荷を自粛するよう、茨城沿海地区漁業協同組合連合会と各漁協に要請した。5日に北茨城市沖でとれたマダラから、最大で1キロ当たり140ベクレルと、国の基準(1キロあたり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された。
漁政課によると、マダラは今年3月に北茨城市沖でとれたものから100ベクレルを超す放射性セシウムが検出され、県全域で出荷が自粛された。その後の検査で数値が下がっていき、各地域で自粛が順次解除され、10月26日に県全域で出荷が可能になったばかりだった。
漁政課の担当者は「鍋物の季節で、まさに漁期。再び県全域で自粛になり、漁業者はショックが大きいのではないか」と話した。
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