(昨日は、午後から銀座・築地辺りを散歩し、夜は赤坂某所で知人夫妻と食事。
その後、酩酊して、赤坂、赤坂見附辺りを逍遥した。)
今日は、朝は晴れてはいるが雲が多く、夕方4時半頃、ダメもとでビュー・ポイントに行く。
今日は暖かく、この時でもまだ18℃であった。
果たしてやはり、下のような、ちょっと残念な富士山。
*
その代わり、遠景を見てみると、なかなか感じのいい夕景であった。
しかし、肝心の富士山は、写真右下にある木の陰になって見えない。
なかなかママならないものだ。
*
*
富士山ビューポイントからの帰り道、「秋の夕暮れかぁ~」みたいな感興にとらわれ、百人一首の歌が浮かんだ。
「寂しさに 宿を立ち出でて 眺むれば いづこも同じ 秋の夕暮れ」
良暹(りょうぜん)法師
「秋の夕暮れ」、もう少しなかったかナ、とググッたら、
「新古今」に三首あり、「三夕の歌」と呼ぶそうだ。
「心なき 身にもあわれは 知られけり 鴫立つ沢の 秋の夕暮」
西行法師
「寂しさは その色としも なかりけり 真木立つ山の 秋の夕暮」
寂蓮法師
「見渡せば 花も紅葉も なかりけり 浦の苫屋の 秋の夕暮」
藤原定家
うーん、秋はやはり「寂しい」ものらしい。
ましてや夕暮れは。
もう一首あった。
これも「新古今」で寂蓮法師らしいが・・・。
「村雨(むらさめ)の 露もまだひぬ 槇(まき)の葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ」
寂蓮法師
もう少しググッていたら、こんなものも見つけました。
なかなかいい。
YouTubeで「新古今和歌集 秋の夕暮れ編 東儀秀樹 やさしい気持ち」というもの。
4分ちょっとです。どーぞ。
*
0 件のコメント:
コメントを投稿