橋下氏訪問に文書で「拒絶」通告 米サンフランシスコ市
旧日本軍の従軍慰安婦発言をめぐり、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が訪問予定だった米サンフランシスコ市が5月、「公式訪問としては扱わない。表敬訪問も受けない」と拒絶する内容の文書を大阪市に送っていたことが10日、大阪市関係者への取材で分かった。
文書を送ったのは、訪問計画の交渉窓口となっていたサンフランシスコ市幹部。大阪市は5月22日に受け取り、翻訳を同日中に橋下氏に示したが、公表していない。
文書は「サンフランシスコ市役所のスタンス」として「橋下市長が個人的に来ることは妨げられない」と記載しながらも、公式訪問や表敬訪問を拒むと明記。
2013/06/11 02:00 【共同通信】
読売新聞
橋下氏の訪米断念、きっかけは米からのメール?
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長がいわゆる従軍慰安婦問題を巡る発言への反発を受け、今月予定していた訪米を断念した問題で、訪問予定だったサンフランシスコ市の幹部が先月下旬、「橋下市長の訪米を歓迎しない。訪問延期を望む」とするメールを大阪市に送っていたことがわかった。
メールは現地での橋下氏への反発の強さや警備面での懸念を訴えており、橋下氏が訪米を断念した理由の一つとみられる。
市関係者によると、メールは同22日午前に届いた。「公式訪問としては扱わない。表敬訪問は受けない」と主張。「訪問先すべてで抗議集団に囲まれ、サンフランシスコ市は警備に多大な費用負担が必要になる」としたうえで、「決行すれば大阪市のイメージダウンは避けがたい」と記されていたという。
橋下氏は、問題の発言をした同13日以降、国内外で大きな批判を受けてからも、同21日までは「都市の雰囲気をつかんでくるのが第一の目的だ」と訪米に意欲的だった。しかし、メールが届いた後の同22日夜には「行政視察がなければ、税金を使って行く理由がない」とトーンダウンさせ、同28日に訪米断念を表明した。
(2013年6月11日07時50分 読売新聞)
橋下氏訪問に文書で「拒絶」通告 米サンフランシスコ市47news.jp/CN/201306/CN20…「公式訪問としては扱わない。表敬訪問も受けない」大阪市は5月22日に受け取り、翻訳を同日中に橋下氏に示したが、公表していない。情報公開日本一って言ってた橋下徹。うそつき男。
— Lynette_Ellilsさん (@Lynette_Ellils) 2013年6月10日
日経新聞
橋下市長の「表敬受けず」 米SF幹部が非公式に伝達
2013/6/11 2:38
旧日本軍の従軍慰安婦などを巡る発言で橋下徹・大阪市長が米国訪問を中止した問題で、訪問予定先だった米サンフランシスコ市幹部が大阪市に「公式訪問として扱わない。表敬訪問も受けない」として訪米の延期を求める非公式文書を送っていたことが10日、市関係者の話で分かった。
市関係者によると、5月22日にサンフランシスコ市幹部が面識のある市担当者に個人的見解として電子メールで伝えた。
文書は「(橋下氏は)訪問先のすべてで抗議集団に囲まれるだろう」と指摘し「サンフランシスコ市は大きな警備体制を用意し、多大な費用負担となる」と強調。「サンフランシスコ市民は訪米を歓迎しておらず、決行すれば大阪市のイメージダウンは避けがたい」として事実上、訪米延期を促す内容だった。
橋下氏は文書の報告を受け、訪米は困難と判断したという。訪米は維新幹事長の松井一郎府知事との同行で、6月10~16日に計画。松井氏は10日午後、予定通り米国に出発した。大阪市とサンフランシスコ市は姉妹都市の関係。
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