2012年2月25日土曜日

川口商工会議所の東電値上げ不払運動

川口商工会議所が、東電による電気料金値上げ分の「不払い運動」を開始するという。

読売オンライン
日刊工業新聞
J-Net21

J-Net21によると、運動の概要は下記。

川口商工会議所の児玉洋介会頭は、東京電力の電気料金引き上げ分の支払いを拒む「不払い運動」を始めた。
広報誌などを通じて活動を周知させ、全国規模の運動に拡大させ「値上げ阻止につなげる」考え。

児玉会頭は、
「円高、デフレなどにより、日本経済はただでさえ大変な状況。電気料金の大幅な引き上げは国内産業の空洞化に拍車をかける。到底受け入れられない」と主張。
不払い運動と並行し、埼玉県商工会議所連合会が東電へ引き上げ見直しを求める取り組みにも、同県連副会頭として積極的に参加している。

児玉会頭自身は、合金鋳鉄、ダクタイル鋳鉄などを手がける児玉鋳物(同市)の社長。
「鋳物業は売上高に対する電気代の比率が特に高い。予定通り料金が引き上げられれば、鋳物業界は大打撃を受ける」としている。

【工業団地は「当然支持」】
組合員83社で共同受配電している川口新郷工業団地協同組合は、電気料金引き上げで年間約5,700万円のコスト増となる見通し。
このため、独自に東京電力へ通知の見直しを要請しており、児玉洋介川口商工会議所会頭の不払い運動に関しても「当然、支持する」(石川義明理事長)としている。

【中小4団体、共同で反対】
日本商工会議所を含めた中小企業4団体が共同で反対運動を展開する方針。
全国商工会連合会と全国中小企業団体中央会、全国商店街振興組合連合会の3団体は「中小・小規模企業に負担を強いる電気料金の安易な値上げに反対」と主張。
日商との間で要望書の文案策定作業を進め、東電や国に対して申し入れる。

【神奈川、群馬、栃木の地域団体も】
東電管内の地域団体も個別に値上げ反対を訴え行動を起こす。

神奈川県商工会議所連合会は東電に対し電気料金引き上げに反対する要望書を提出する方向で調整している。

群馬県商工会議所連合会、県商工会連合会、県中小企業団体中央会、県経営者協会の4経済関係団体が共同で、1月20日に東電群馬支店(前橋市)に電気料金引き上げの見直しを求める要望書を提出ずみ。

栃木県中小企業団体中央会は東電栃木支店に引き上げ方針見直しに関する要望書を2月13日に提出した。

(引用終り)

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