「朝日新聞」によると、
水中の放射性セシウムは、水1リットルあたりほぼ1ベクレル未満だが、水底にたまった土砂中のセシウムの値は大きくばらついていた。
このばらつきは、降り積もった放射性物質の量と地形の影響を受けている。
こうした水底のセシウムは、食物連鎖を通して生態系に影響する可能性がある。
調査は昨年8月~今年1月、福島県と隣接5県(新潟県を除く)、千葉、岩手の計8県の725地点で実施された。
水中の濃度は最大でも福島県の川で1リットルあたり7ベクレル。
殆ど1ベクレル未満だった。
ところが、川や沼の土砂は、例えば宮城県内では、ほとんどの河川や沼で数十ベクレルだが、仙台市の七北田川は乾いた土砂1キロあたり11,100ベクレル。
1千ベクレルを超える地点も点在。
地形の影響で流域からセシウムが集まった可能性があるという。
茨城、千葉両県でも一部の川で高かった。
原発の爆発で放射性物質がたくさん降った地点とほぼ重なるという。
群馬、栃木両県は山間部の一部の池や湖の土砂が比較的高い値を示した。
周りの山林は放射線量が高いことから、山林から流れ込んだらしい。
川底の土砂は大雨で移動するため、環境省は1、2月に再調査する。
調査結果は環境省のサイトから都道府県名を入力して検索できる。(杉本崇)
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河川・湖沼でもHOTSPOTがあり、そのスポットは移動するということだ。
その状態が、半減期に達するまで続く。
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