静岡 伊豆 富戸港 2012-04-16
*延喜15年(915)
この年
・赤斑瘡(あかもがき、麻疹)が流行。
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・青森県十和田火山が大噴火。
火山灰による泥流によって埋没した家屋が胡桃館(くるみだて)遺跡(秋田県北秋田市)から検出されている。
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2月
・この月、上野国で介(受領)藤原厚蔵(あつのり)が上毛野基宗(かみつけのもとむね)・貞並(さだなみ)らに射殺される。これは、大掾藤原連江(つらえ)らも加わった広範な反受領闘争であった。
隣国下野国住人の秀郷もこの事件に関与したのらしく、政府は下野国に秀郷とその党18人の配流を命じるが、秀郷らは配所に行くことを拒絶。
翌年8月、国衙は政府に指示を仰ぐと、政府は配流の指令を繰り返すだけで、秀郷らは受領の命令を無視し続ける。
延長7年(929)5月、下野国衙は秀郷らの濫行を政府に訴え、政府は下野と隣国5ヶ国に追捕官符を下すが、坂東諸国が秀郷を追捕した形跡はない。
秀郷は一貫して受領に対して自立的態度をとり続け、諸国受領も延喜勲功者秀郷に遠慮していたと思われる。
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11月
・武蔵介高向利春(たかむこのとしはる)、宇多法皇に面会(『北山抄』)。
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12月
・受領功過定が開始される。
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延喜16年(916)
この年
・耶律阿保機が契丹を建国。
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延喜17年(917)
1月
・三善清行(71)、参議となる。翌年末、死没。
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延喜18年(918)
この年
・王建が高麗を建国。
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8月15日
・京で暴風雨、淀川氾濫
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12月7日
・三好清行(73)、没
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延喜20年(920)
この年
・宇多法皇、前年藤原褒子(ほうし)に生ませた皇子雅明(まさあきら)を醍醐天皇の皇子にする。
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・渤海使が入京(最後の遣使)。
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12月
・高明親王らに源姓を与える。
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延喜21年(921)
1月
・「延喜交替式」を奏進。
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10月
・空海に弘法大師の諡号を与える。
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延喜23年/延長元年(923)
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延喜23年/延長元年(923)
この年
・後梁が滅び、後唐の建国。
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3月21日
・皇太子保明親王(醍醐と隠子の間、21歳)、没。その死は怨霊の仕業とされる。
世の人々は、「菅帥(かんのそち、菅原道真)の霊魂の宿怨(蓄積した恨み)のなす所なり」と噂したという。
右大臣忠平は、保明の子の慶頼(よしより、3歳)を後継とする。
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4月
・故菅原道真を右大臣に復し、正二位を追贈する。
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・慶頼王が立太子する。
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閏4月11日
・「延長」に改元。
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