2012年4月26日木曜日

「拙速な原発再稼働に反対」(日本原子力研究開発機構労働組合)


独立行政法人日本原子力研究開発機構労働組合が、大飯原発3、4号機の再稼働問題に対し、「拙速な原発再稼働に反対」との声明提出するという。

東京新聞TokyoWebの記事
「拙速な再稼働反対」 大飯原発 日本原研労組が声明 
2012年4月23日

関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働問題をめぐり、独立行政法人日本原子力研究開発機構労働組合(東海村)は「拙速な原発再稼働に反対」とする声明を今週にも原子力安全・保安院など政府機関や県、東海村、福井県おおい町などに提出する。


 組合員は全職員約四千人のうち原子力研究者や技術者など二百八十人。
声明では「ストレステストは原発の安全確認からはほど遠いものである」と批判。
さらに「原子力関係者の立場では(東京電力福島第一原発事故の)本質的な問題解明と将来に向けての考え方をつくっていくことが被害の軽減の次になすべきこと」とし、「広範な放射能汚染で国を危機に陥れるようなものは運転すべきではない」と主張している。


 同組合は原子力の基礎研究や安全性研究をしてきた旧日本原子力研究所の労働組合の流れをくむ。
声明について組合の岩井孝委員長は、事故原因すら分からず、科学者としての議論も進んでいない現状で「原子力に携わるものとして態度を示す必要がある」と話す。 (小沢慧一)

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