2012年4月27日金曜日

群馬県のイノシシ、山形県のツキノワグマからも基準超のセシウム

東京 江戸城(皇居) 二の丸雑木林
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群馬県のイノシシ、山形県のツキノワグマからも基準超のセシウム検出

読売新聞 YOMIURI ONLINEの記事
四万温泉のイノシシ鍋、来年から中止

東京電力福島第一原発事故により群馬県内の獣肉や山菜などから放射性セシウムが検出されている問題で、四万温泉協会(中之条町)が、冬の名物として各旅館で提供してきたイノシシ料理「あがしし鍋」を、来年から中止する方針を固めたことが24日、わかった。

 「あがしし」は、農作物に被害を及ぼすとして駆除された吾妻郡内のイノシシ肉をJAあがつま(本店・東吾妻町)が加工して売り出しているもの。
同温泉協会は2010年から、約20軒の旅館でこの肉を使った鍋料理を提供。ボタン、しゃぶしゃぶ、ちゃんこなど旅館独自の味付けで人気を集めてきた。

 しかし昨年3月の原発事故後、県の調査によると、中之条町内で同6月に捕獲されたイノシシから1キロ・グラムあたり272ベクレルの放射性セシウムを検出。
今年に入っても、同郡内のイノシシから32~308ベクレルが出ている

 このため、同温泉協会は、あがしし鍋3シーズン目となった今年1~3月は慎重を期して、原発事故前に捕獲、食肉加工して冷凍保存していたイノシシ肉のみを鍋の食材に使用してきた。

 しかし、同JAは昨年12月末でイノシシの食肉加工を休止しており、国は4月から食品中に含まれる放射性セシウムの新規制値(1キロ・グラムあたり100ベクレル)を導入した。
同JAが事故前にストックしていた肉もウインナーやサラミなどに加工すれば、今夏に無くなる見通しで、来年の鍋に使えるめどが立っていないという。

 同温泉協会の柏原益夫会長は「来年も続けたいが無理だろう。名物になっていただけに残念。新しい名物を開発したい」と話している。
(2012年4月25日  読売新聞)

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読売新聞 YOMIURI ONLINEの記事
ツキノワグマから規制値超セシウム

県は23日、上山市で捕獲されたツキノワグマから国の食品の新規制値(1キロ・グラム当たり100ベクレル)を超える1キロ・グラム当たり110ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。
4月に規制値が定められて以降、県内で行われた検査で規制値を超えたのは初めて。
県は、県内の猟友会などに対し、ツキノワグマを食べることを自粛するように通知した。

 県みどり自然課によると、ツキノワグマは18日、宮城県境付近の上山市で捕獲され、県が放射性物質検査を実施した。
同課では、「クマは移動範囲が広く、宮城県側から移動してきた可能性がある」としている。
(2012年4月24日  読売新聞)



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