2012年4月29日日曜日

海の放射能汚染 川の沖合では遠くほど高濃度 海のホットスポットの可能性



海の放射能汚染について、川の沖合いでは遠くほど高濃度の放射性物質が検出され、「海のホットスポット」ができている可能性もあるとのことである。
海の汚染濃度が低くなったとしても、単純に稀釈によるものではなく、特定の条件にある場所への集中による可能性も出てきたということだ。

NHK NEWSWEB
川の沖合離れるほど高濃度セシウム
4月29日 4時49分

東京電力が福島第一原子力発電所の周辺の海底の土に含まれる放射性物質の濃度を調べた結果、大熊町の川の沖合で、沖に離れるほどセシウムの濃度が高くなる傾向がみられました

東京電力は、福島第一原発の周辺の海底、40か所余りで、去年7月から月に1、2度、土を採取し、中に含まれる放射性物質の濃度を調べています。
26日の調査の結果、原発の地元、大熊町を流れる熊川の沖合では、セシウム137の濃度が土1キログラム当たりで、10キロで21ベクレル、15キロで67ベクレル、20キロで120ベクレルと、沖に離れるほど濃度が高くなる傾向がみられました。
熊川の沖合では、先月下旬から調査が行われていて、先月も同じ傾向がみられたということです。
またほかの調査地点で、川の流れの影響を受けにくいと思われる場所では、沖に離れるほど濃度は低くなっているということです。
さらに熊川の沖合では、場所によって、セシウムの濃度が先月より26日のほうが高くなっている場所もあり、東京電力が原因を調べています。
東京電力は「熊川の流れが放射性物質を沖合いまで運び、その結果、『海のホットスポット』のようなものを作っている可能性がある」と説明しています。

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