新潟日報
断層「動く可能性否定できず」
柏崎原発敷地内、保安院会議で指摘
全国の原発敷地内にある断層を再点検する経済産業省原子力安全・保安院の専門家会議が10日、東京都内で開かれ、東京電力柏崎刈羽原発の敷地内の断層について審議した。耐震設計上考慮しなければならない基準となる13万~12万年前以降の活動を否定する東電の評価に対し、複数の専門家が「いずれ動く可能性を完全に否定できない」などと異論を唱えた。
原発敷地内の断層がずれて地盤が大きく変形すれば、原発の重要機器が傾くなどの影響を与えかねない。柏崎刈羽原発の安全性を脅かす新たな課題が浮上した。
新潟日報2012年8月11日
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