2012年6月1日金曜日

鹿児島県 伊藤祐一知事 川内原発3号機増設について在任中には手続きを凍結すると述べる


毎日JP
川内原発:3号機増設 伊藤知事「在任中は手続きを凍結」
毎日新聞 2012年06月01日 20時33分

 九州電力が川内原発(鹿児島県薩摩川内市)で計画している3号機増設について、同県の伊藤祐一郎知事は1日、「私の在任中は諸手続きを凍結したい」と述べた事実上の増設断念といえる。同日の県議会代表質問で答えた。


 福島第1原発事故後、福島県内を除く原発の新規立地や増設の計画に地元知事が断念を表明したケースを、資源エネルギー庁は「把握していない」としている。


 伊藤知事は原発事故後の昨年4月、増設に必要な手続きの申請を保留するよう九電に要請。「増設は事実上困難」との見解も示していたが、自身の対応を明言したのは初めて。


 3号機は出力159万キロワットと国内最大規模で、伊藤知事は10年11月に増設に同意した。九電は公有水面埋め立てや保安林解除などを知事に申請する予定だったが、原発事故でストップしている。


 九電は「原発の重要性は今後も変わらないものと考えており、川内3号機については、現在検討中の国のエネルギー政策などを踏まえた上で適切に対応する」とコメントした。【山崎太郎、村尾哲】

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