2012年10月17日水曜日

放射能汚染 東京都に搬入された宮城県産の牛から基準値超セシウム検出

MSN産経
芝浦と場で処理 宮城県産牛から基準超えるセシウム 流通はせず
2012.10.17 20:45
 東京都は17日、芝浦と場に搬入され、処理された宮城県産の牛1頭の肉から国の新基準値(100ベクレル)を超える150ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。
 都によると、昨年12月から芝浦と場に搬入された牛について、放射性物質の全頭検査を実施。これまで7万4347頭の検査を実施しているが、基準値を超えたのは初めて。過去の最高値は55ベクレルだった。
 問題の牛は生後31カ月、生産地は同県登(と)米(め)市で、16日に食肉処理された。肉は内臓も含めて流通していない。
 都は食品衛生法に基づき、販売禁止などの措置をとり、肉は廃棄される。
 宮城県は、飼育した農家に肉牛の出荷を当面見合わせるよう要請した。
 食品衛生法の新基準値は10月1日から牛肉にも適用され、500ベクレルから100ベクレルとなった。

NHKニュース
宮城 牛肉から基準超セシウム
10月17日 18時23分
宮城県は、登米市から東京に出荷された牛の肉から、国の基準値を上回る1キロ当たり150ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表しました。

宮城県によりますと、16日、登米市から東京都の食肉処理場に出荷された牛1頭の肉から、国の基準値を超える1キロ当たり150ベクレルの放射性セシウムが検出されました。
この牛の肉は市場には出回っておらず、廃棄処分されました。
宮城県によりますと、牛を出荷した登米市の畜産農家は、去年10月からこれまでに22頭の牛を出荷していますが、いずれも基準値を超える放射性物質は検出されていなかったということです。
宮城県は、去年8月から出荷する牛の全頭検査を行っていて、基準値を超えたのは去年9月以来、2頭目だということです
宮城県では、牛を出荷した農家に当面、出荷を見合わせるように要請しましたが、「全頭検査で安全性は確保されている」として、ほかの農家への出荷の自粛要請は行わない方針です。
宮城県では、農家の餌の管理状況など、基準値を超える放射性セシウムが検出された原因を詳しく調べることにしています。
JA全農みやぎ畜産部生産販売課の熊谷誠毅課長は「原因が分からず非常に驚いています。詳しい状況把握に努めるとともに、宮城県の指導のもと関係各所と連携を取りながら今後も対応にあたっていきます」と話しています。

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