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川魚から最高2600ベクレル 環境省が魚類や昆虫を調査
2012.7.2 19:23
環境省は2日、東京電力福島第1原発事故を受けて実施した福島県周辺の河川や湖、海域の魚類や昆虫に含まれる放射性セシウム濃度の測定結果を発表した。福島県南相馬市の真野川で採取したハゼ科の魚、シマヨシノボリから1キログラム当たり最高2600ベクレルを検出、海よりも河川や湖の魚類の方がセシウムの濃度が高い傾向がみられた。
環境省は「海水魚と淡水魚で、セシウムが蓄積される仕組みに違いがあることが影響しているようだ」と指摘。昆虫や藻などと魚類の汚染との関連を探ることが目的で「冬場の調査で採取した数が少なく、はっきりした傾向は分からなかったが、継続的に調査を進めたい」としている。
調査は昨年12月~今年2月に実施。河川と湖では、福島県内の計5カ所で、コイなど延べ23種の魚類から1キログラム当たり61~2600ベクレルを検出。カゲロウなど延べ15種の水生昆虫で同330~670ベクレルだった。
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